すでに2ヶ月以上前ですが、6月末に岡山県に行ってきました。これは当社とのご契約前の物件視察のためでした。かなり高い擁壁があったため、契約前に当社で現地を確認させていただきました。
通常はご契約前に現地を確認することはないのですが、こうしたリスクの高い物件は実際に現地にいっています。お出ししたお見積り金額でお引取りできるか、不測の危険はないかどうかの最終確認のためです(あくまで当社のためにやっていることですので、お客様には調査料等は一切かかりません)。
この記事、けっこうご覧頂いています。画像の通り、擁壁(土が崩れてこないための壁)のある物件は当社としてかなり警戒をします。
ただし、擁壁があればそれだけでOUTというわけではありません。今回の岡山県の物件は現地を確認しお引取りさせて頂くことにしました。総合的に当社で判断しています。
岡山県の物件の場合、まず擁壁がしっかりしており、擁壁の上に建物が建っていませんでした。小さな菜園があるだけでした。
擁壁は土の重みに耐えるためのものです。重みが小さければ小さいほど、擁壁が倒壊するリスクは低くなります。また土地の周囲の形状からしても擁壁にそこまでの圧がかからないだろうと判断しました。
さらに、擁壁の下には排水口が走っており、万一、擁壁が崩れてもその排水口である程度ストップできると予想できました(突然前面道路に崩れてこない→人的被害の可能性小)。
こちらは先月8月に見に行った長崎市の物件です。こちらも擁壁があるとお客さまから教えて頂きましたので、やはりご契約前に現地を確認させて頂きました。
こちらは岡山県の擁壁よりしっかりしており(現在の建築基準法にも合致しています。岡山県のは合致していません。石垣はNGです)、また上に建物もありません。さらにいいことに隣地はこのように竹林でした。
当社が一番恐れるのは人に対する被害です。擁壁工事であればお金の問題で済みますが、人に怪我をさせたりあるいは死亡事故等起きると取り返しがつきません。そういう意味でもこちらの物件は擁壁があるとはいえ、比較的安全な物件と判断できました。
最後に、岡山県と長崎県の物件の当社のお引取り費用の比較です。
岡山県が340万円、長崎県が86万円でした。同じ擁壁の案件でも、当社が引き受けるリスクの大きさによって金額も大きくかわってきます。
また、当社のリスクが大きすぎてお引取りをお断りする場合もございますが、ご相談は無料ですので、お気軽にお問合せ頂けたらと存じます。
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- やまねこ不動産株式会社の代表取締役です。
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