1月31日に成田を出発し2週間ほどフランスをまわっていました。その報告です。
行きの飛行機がなかなか大変でした。ドバイ経由だったため、成田からパリ空港までが約20時間もかかりました。パリ空港からTGV(フランスの新幹線)で南下しフランス第三の都市リヨンへ。
私の大学時代の友人がフランスに住んでいて、彼がリヨン駅まで迎えに来てくれてました。リヨン駅から彼の車で最初の目的地サンガルミエという街に。彼の自宅の近くです。日本でいう民泊のようなアパートにようやく着きました。成田でてから30時間後。
サンガルミエは本当の田舎町です。バドワという炭酸水が有名ですが、あとは古い町並みと郊外には中世時代の石造りの教会やお城がたくさん残っています。友人の案内でそのへんを見学しましたが、驚いたことに15世紀のお家やお城が普通に売りにでていました。お城はさすがに数千万円ですがお家は1千万円前後。手直しして2000万円くらい。けっこう売れてるようでした。当社も少し検討中です。
サンガルミエで3泊したのち、再びリヨンへ。リヨンは紀元前から古代ローマのガリア(フランス一帯)征服の拠点となった大きな街です。ルネサンス期の建物が今も残り世界遺産となっています。特にノートルダム大聖堂はその巨大さに圧倒されました。重機がなかった時代によくこんなものつくれたなと。
リヨンは2泊して、今回の視察の目的地シャモニーへ向かいました。シャモニーはアルプスのふもとの街です。リヨンからTGVでいったんジュネーブ(スイス)へ出てそこからバスに乗り換えます。バスに揺られること1時間、意外と近いところに別世界が広がっていました。
私が泊まったのは山小屋のようなホテルです。そう、こうした建物を見たかったのです。さすがに本場といいますか、木の材質、造りが違います。そして窓から見えるのがアルプスです。街のどこからでもアルプスが間近に迫ります。
モンブランは標高4800m。なんとなくあのへんに山があるだろう、という想像の遥か高いところにあって度肝抜かれました。さらに、日本の山のようになだらかな裾野があるわけではなく、ほぼ垂直に山が壁のように迫ります。なんとも不思議な風景でした。
こうしたホテルは1泊では泊まれず最低3泊とか1週間になっています。向こうはそういう感じで休暇を楽しむのでしょう。部屋の中には料理道具が一式揃っていて貸別荘のようになっていました。食材だけ買ってきて自分で料理するようです。大変勉強になりました。
モンブランへはロープウェイでいけます。ロープウェイを2回乗り換えて最後エレベーターで3800mのところまでいけます(富士山より高い)。このロープウェイは50年がかりで建設されたそうです。そしてこれがそこで撮った写真です。
氷点下30度の厳しい世界ですが、遠くまで山が続いてるのが見えて本当に感動しました。
写真では100%お伝えできませんが、シャモニーは本当に来てよかったと思いました。
シャモニーでは3泊して、それから最終目的地のパリへ向かいました。
つづく
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