今日はたいへんよいお天気でした。朝一から熊本の物件調査にいってきました。
本当はご相談頂いた物件はすべてこの目で確認したいのですが、さすがに全国津々浦を回るわけにもいかず、Googleのストリートビュー(見れないことが多い)や航空写真での確認だけでご依頼を受けることの方が多いです。
当社はかなりのリスクには目をつぶるのですが、かなり怖いのががけ崩れ。がけ崩れで近隣等に被害が及ぶと原則的にはその土地の所有者の責任となってしまいます。特に、危ないからなんとかしてくれと近隣に言われてそれを放置し、結果、本当にがけ崩れが起きた場合、100%所有者の責任となってしまいます。万一、小さなお子さんでも巻き込まれようものなら取り返しのつかないことになってしまいます。
今回ご相談の案件はがけ崩れの恐れがあるということでした。当社がある福岡市から熊本まで高速で2時間程度ということもあり、現地調査へいってきました。
写真(所有者様に許可を頂いて掲載しています)の空家がご相談の案件です。見事な空家でした。これはいわゆる未登記物件でして登記もされていません。10年ほど前まで所有者様のお祖母様がお住まいになられており、亡くなってからずっと空家。今回、所有者様に相続が回ってきたという物件です。
未登記とはいえ固定資産税はかかっています。人に貸せるような状態でもないし、もっておいても仕方ない、しかもがけ崩れの心配があるとのことでした。
現地にいってわかったのは、がけ崩れは対象地の裏山にその危険性があるというものでした。こちらは平地でした。所有者様も今は東京にお住まいですので記憶あいまいなのでしょう。万一、裏山が崩れても当方には責任が及びませんし、すでに空家なので危険性もないと判断できました。やはり行くとすぐわかることってあるのですよね。
物件は問題ありませんでしたので、当社でお引受けすることにしました。
しかし、今日熊本までドライブして思ったのですが、こうした写真のような物件を山と見かけました。これは決して熊本がそうというわけではなく、全国各地にこういうのがたくさんありますよね。
これだけの物件、本当にいったい最後どうなるのでしょうか。
数年後に相続登記の義務化が始まりますが、誰も相続したくないですよね。
心配になってきました。
投稿者プロフィール
- やまねこ不動産株式会社の代表取締役です。
当社では、処分に困る不動産の所有権を有料でお引取りするサービスをご提供しています。
詳しくは下のwebアイコンからHPをご覧ください。
Twitterでも毎日情報を発信しています♪
最新の投稿
- つぶやき2024.07.29夏季休業(8月7〜18日)のお知らせ
- つぶやき2023.11.18冬季休業のお知らせ(12月18日~1月11日)
- つぶやき2023.09.24「税務広報」2023年10月号に寄稿しました
- つぶやき2023.07.25東京オフィスの近況
土地の放棄、あきらめていませんか?
当社では処分にお困りの不動産の所有権を引き受けるサービスをご提供しています。
■ お手軽:そのままの状態でOK!
■ 安心:もとの所有者様に一切責任が及びません!
■ 実績多数:2017年より全国の皆様がご利用中♪
詳しくは土地の所有権放棄サポートセンタ―をご覧ください♪