原野商法でだまされて買ってしまった土地。土地の評価額がそもそも低いため、固定資産税はかからないことが多いです。が、管理責任からは逃れることができません。
一番多いのが樹木の越境。隣地からしたら迷惑です。ただ隣地もジャングルのようになっていることもあります。
が、例えば道路にはみ出してるとかなると非常に問題があります。こちらの木が道路に倒れてしまい、道路が使えなくなるとか。その場合、土地の所有者が責任を負うことになります。
所有者からしたら大変心配。ここに目をつけたのが管理費詐欺です。通常、売却とセットにして不動産会社が行うことが多いです。
不動産会社は売却を土地の所有者から請け負います。不動産会社の仲介手数料は通常は成功報酬です。売却が決まって初めて仲介手数料をもらえます。不動産会社はその土地が売れないことがわかってますから、仲介手数料はあてにしていません。売却できるまでの間、そこを管理しますという名目で管理費を請求するのです。これが管理費詐欺です。
写真はその現場です。たまたまご相談の案件が福岡でしたので、お客様からの情報を元に現地調査にいきました。そしたらこの売却看板が立ててありました。お客様にお尋ねしたところ、そこは大阪の不動産会社で売却と管理をお願いしてます、管理契約も結んでますと。
うっ。管理ってこれ看板立ててるだけなのですが。。。だいだい大阪の不動産会社が福岡の土地とか売らないですよね。現地案内するだけで福岡まで来る経費がかかってしまいます。そもそも売る気などなくて、管理費名目でお金とってるだけ。
お客様にはそのことはお話せず(不愉快になられるだけなので)、そうなのですね〜と流しましたが、けっこうひどいことするなと。
後日、お客様とのご契約にあたり、大阪の不動産会社との管理契約を解約してもらいました。その契約を当社が引きつぐことになったら大変ですので。そしたらお客様が管理契約は解約できましたが、その看板を撤去して頂けませんかと。その不動産会社がお客様にそう言ったようです。厳密にいえばその会社が撤去するべき話ですよね。
もちろん看板は当社のほうで処理しましたが、最後までにくたらしい会社だと思いました。
投稿者プロフィール
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