「福岡市の西区に親の土地があるはずなのですが、場所がわかりません、、、」というご相談を受けました。
この方の親御さんはまだお元気なのですが、ご自分の土地の所在地がわからないということでした。
通常、固定資産税が発生している場合、毎年4月くらいに市町村から固定資産税の請求書が届きます。
請求書に当然所有不動産の所在地が記載されているので、所在地がわからないということはありません。
ところが、固定資産税がまったくかからない不動産もあります。市街化調整区域の山とか山林の一部とか、そもそもの評価額が低すぎて税金が発生していない不動産です。
固定資産税が発生していない場合、市町村も所有者に対して何のコンタクトも取りません。
また、この場合でも、その不動産を取得した際の売買契約書等があればいいのですが、それが何十年前だったりすると、かなりの確率で契約書がもうないという方も多いです。さらには、市町村の合併等によって、所在地の地名、行政区域が変わっていることもあります。
したがって、自分の所有不動産の所在地がわからないということはあり得るのです。
解決方法は「名寄せ」という手段を取ることです。
「名寄せ」とは、本人が所有している不動産の所在地を行政に確認してもらうシステムのことです。
例えば「山田太郎」が福岡市西区に所有している不動産をすべて調べてもらうことができます。
料金は福岡市の場合、1枚10円です(所在不動産が多数の場合、2枚、3枚になることもありますが、それでも何十円です)。
区役所の窓口で身分証明書とともに用紙を出せば、その場で調べてくれます(本人からの委任状があれば代理でもOK)。
さきのご相談の方の場合、私が代理となり、西区役所で名寄せを取ったところデータがないとの回答でした。
もしやと思い、今度は早良区役所で出したら該当データがでてきました。行政区域が変更になっていたようです。
以上、名寄せを使った、自分の不動産の所在地を確かめる方法でした。
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