相続した土地の場所がわからない。よくあるご質問です。当社では所有者様が場所がわからない、という土地でもお引取りをしております。ただし、お見積りのご依頼を頂いた段階で当社でネットを使い場所を調べています。最初は私も大変苦労しましたが、最近、場所を調べる簡単な方法を見つけましたので、ここでご紹介します。
地番と住所は別物
まず絶対必要なのは土地の所在地=地番です(所有してる土地の地番もわからない、という場合は、土地の所在地がわからない 調べる方法=名寄せをご参照ください)。
所在地=地番と勘違いしやすいのが住所です。住所は読んで字のごとく「人の住む場所」です。人の住む場所ですから建物がない土地には住所はありません(家を新築して役所に届け出を出すと住所がもらえます)。住所がないと土地の区別ができませんので、土地ごとに番号をふっています。これが所在地=地番です。住所が例えば、福岡市中央区天神1丁目5−6だとして、その建物が立ってる土地の地番は「1123−4」とか「238ー1」とかの番号がふってあります。建物が一つでも土地は実際には複数にわかれていることもありますので、地番によって土地を区別します。
さて、この地番がわかれば最寄りの法務局(どこの法務局でも全国のが取得可能)にて「公図」(字図)というのを800円くらいで取得できます(ネットでもできます)。
公図とはさきほどの地番ごとの地図のことです。これが公図です。通常の地図ではなく、土地のみの地図となっていますので、例えば道路などにも地番がふってあります。
自分の所有する土地の地番が「801−145」の場合だと、このようにそれが真ん中になるように公図はでてきます。
近隣の建物から場所を特定する方法
ここまで準備できたら次にYahoo地図にいきます。上記公図の所在地は「福岡県宮若市平」です。それをYahoo地図で検索すると、「このエリアの住所一覧」というリンクが現れます。上述の通り、住所とは建物があるところです。「801−145」は地番ですのでそれを入れても通常の地図には出てきません。そして一覧をずっと見ていくと公図に載っている「801−132」が住所として出てきます。つまりここは建物が立っているということです。ここまで来るとあとは簡単です。福岡県宮若市平801−132は地番と同時に住所でもありますから、これは普通にGoogle Mapに出てきます。Google Mapと公図を見合わせて、801-145がどこなのか、場所を特定することができました。
この例ではたまたま近隣に建物があったため、住所検索ができました。
が、山の中とかだとそもそも周りに建物もありません。この場合の位置の特定方法については、次回解説します。→土地の場所がわからない!公図(字図)から調べる方法2(座標編)
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